「こんにちは、nagaikiです。
養生訓(原文)
「生(せい)を養ふ道は、元気を保(たも)つを本とす。
元気を,たもつ道二あり。まづ,元気を害する物を去り、又、元気を養ふべし。
元気を害する物は,内慾と外邪となり。すでに元気を害するものをさらば、飲食・動静(どうせい)に,心を用て、元気を養ふべし。
たとへば、田をつくるが如し。まづ,苗を害する莠(はぐさ)を去(さり)て後、苗に水をそそぎ、肥(こえ)をして養ふ。
養生も亦かくの如し。まづ、害を去(さり)て後、よく養ふべし。
たとへば、悪を去(さり)て、善を行ふがごとくなるべし。
気をそこなふ事なくして、養ふ事を多くす。是(これ) 養生の要(かなめ)なり。つとめ行なふべし。」
意訳
生きる力、所謂、生命力を保つには、弱める原因を取り除き、強める原因を養うことです。
この生命力を保つには二つの方法があります。
例えば、米を作る時に、雑草を取り除き、水をそそぎ、肥料を与えることに似ています。
まず、生活習慣を整えましょう。そして、ストレスを少なくして、充実感のある事を多くしましょう。
気づき
若い頃、生活が乱れている時には、体調も良くなかった思い出があります。
逆に、年齢を重ねても、生活習慣を整えれば、それなりに、快適に暮らせています。
中国のことわざにも种瓜得瓜,种豆得豆(zhòng guā dé guā, zhòng dòu dé dòu)とあります。
やはり、「基本に勝る王道はなし」という事かも知れませんね。
※种瓜得瓜,种豆得豆
瓜を植えれば瓜がとれ,豆を植えれば豆がとれる
やったことには、相応した結果が得られるとの意味。
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