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夢や希望~カナダへの道③ ▶
過去は変えられねえ!~カナダへの道④ ▶
何かの足しに日本語教師~カナダへの道⑤ Mayuge先生の【今日のオノマトペ】 には
まだ「
グラグラ 」は出てきませんね
(˶• ֊ •˶). 今日はちょっと、違う角度からパクってしまったワ( *´艸`)
1998年、前年からの相次ぐ金融機関の破綻は他人事ではなかった。
というのも、わたしが勤務していた食品商社のバックが某金融機関。
会社は経費削減! 売上あげろ! 資金繰りを考えろ!
この言葉の繰り返しになっていった。
そんな憂鬱な、仕事の年度初めと共に
大学では、日本語教師養成課程がスタート。
学部よりもゆったりしたスケジュールに、合間に試験がないという気楽さ。
仕事との両立は、少し楽になった。
しかし、日を追うごとに
会社での買付の管理や販売のプレッシャーは厳しくなっていき
仕事への遣り甲斐よりも、プレッシャーから逃げたい気持ちが大きくなっていった。
この年の6月、わたしはまたラッキーにも
カナダ東部へ出張へ。
普段、日本で、会社で感じるような空気やプレッシャーから解放され
現地工場の視察やミーティング。そして、自由な時間。
わたしは、再び思い出していた。思い始めていた。
やっぱり北米に、それもカナダに…
その中でも、取引をしているC社で働いてみたい!と。
けれど、出張に来て
また、現実逃避をしているだけ。
それもわかっていたから、とりあえず
滞在している間は、このカナダの雰囲気を楽しもう。
そう思っていた。
…が 会社を揺るがす
わたしの人生を揺るがす大事件が起きた。
それは、日本からではなく
カナダの取引先の担当者から知らされた。
「Toria、君の会社のバックの金融機関。破綻するんじゃないか?」 え~~~(。゚ω゚) そんな事なんて、あり得ない! それだけ答えると、わたしは事実確認のため
その夜、会社に連絡を取った。
ある雑誌でバックの金融機関の経営危機がスクープされ
株価が一気に急落し始めたとの事。
それにより、わたしが働く会社の株価も落ち始めた。
その時の暮らしが天国というほど、天国ではなかったけれど
天国から地獄とは、こういう事かと
29年生きてきて、初めて実感した。
会社のことは心配だ…
けれど、わたしは
「これから、どうしよう」 そればかりを考え
揺らぐ牙城を、海の向こうに感じながら不安に苛まれた。
22歳の大失恋から大学進学を決め
ポンコツOLを脱し
総合職までたどり着いたのに、先はどう見ても暗い。
その時、カナダにいた! 今、思うと
その事がわたしの、背中を押したのだと思う。
わたしはほぼ、衝動的に
自分のこれからを考え、決め始めていた。
カナダに行こう!
じゃあ…どうやって?
とりあえず、ワーキングホリデープログラムを使って
カナダへ出よう。
その時のわたしは、後先など何も考えていなかった。
とにかく、帰国したら急いでワーキングホリデーの申請をするのを決めた。
その締切りまで、あと1週間。
そして、申請出来る年齢は「今」がギリギリライン。
皮肉にも、グラグラと揺らぐ牙城が
わたしを「カナダへの道」に向かわせた…
VIDEO Fastball - The Way(1998) この出張期間中、やたらに方々で聞えてきたのが
このFastballの「The Way」という曲でした。
まだ、ワーキングホリデーに応募もしていないし
カナダに来れる保証など何もないのに
その時のわたしは「これしか道はない!」と思っていましたね~
続きを読む TORIA (o ̄∇ ̄)/