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日本語話者の弱点?盲点?:①目的語の必要性を心に刻むのだ!

ARI T.

どうも!

イタリア語ペラペラ応援団団長ARI T.です!

弱点が分かれば、
意識すべきことがわかります。
盲点とは、気づいてすらいないことですから、
そのままでは意識すらできない。
ですから、自分の弱点や盲点を知ることは、
大きなアドバンテージにつながります♪
そこで今日(から?)は
「日本語話者の弱点・盲点」についてのお話。

いつも生徒さんに
「ジャンジャン間違えてちゃって下さい♪」
としつこいほど申し上げております。
その理由はこれなんです。
繰り返し間違えるところが
自分の弱点・盲点だと気づいて初めて、
そこに意識を向けることができるので、
本当の意味で身に付く勉強になるんです♪

今日のテーマは目的語。
前回、動詞の重要性に関して
完全文=不足のない文章
不完全文=不足のある文章
のお話をしたのですが、
これは目的語にも通じます。
↓動詞についての昨日のコラムはこちら♪↓
⑤万人にとって正しい勉強法:動詞が大事な理由、もう一丁!


目的語が必要な動詞を使うなら、
目的語もちゃんと言う。
これは西洋言語において、
絶対的ルールです。
目的語が必要な動詞を使っているのに、
目的語を置かないと、
当然不完全文になります。

 



だけど日本語話者は、
圧倒的に目的語が抜けるんです、、、



日本語では
目的語を使わずに会話が成立します。
正確に言うと、
一度目的語を発言したら、
それ以降は省略しても会話が成立する。
いえ、むしろ省略する方が、
自然な日本語になります。

例えば、
母:昨日買ったパン、食べる?
娘:うん、食べる。
母:どこに置いたかな、、、
  誰か食べちゃったのかな、、、
娘:そういえばお父さんが食べてた!
母:食べたなら「食べた」って言えばいいのに、、、
娘:そんなに食べたかったわけじゃないから大丈夫♪
っていう会話、
我々日本語話者にとっては、
ごくごく自然な感じがします。
でもこれは西洋言語ネイティブからすると、
ものすごく違和感があるんです!
目的語がないから。

日本語と西洋言語の大きく異なる点の一つ、
それが目的語の必然性なのです!
日本語話者が西洋言語を学ぶ時、
強く意識を向けないと目的語が抜けてしまいますが、
これってすごく変なんですよ〜。


先ほどの会話に目的語を足してみました。
ちょっとこれを音読してみてください。
母:昨日買ったパン、食べる?
娘:うん、
パン食べる。

母:パンどこに置いたかな、、、

  誰かパン食べちゃったのかな、、、が

娘:そういえばお父さんがパン食べてた!

母:パン食べたなら「パン食べた」って言えばいいのに、、、

娘:そんなにパン食べたかったわけじゃないから大丈夫♪


パン」を「それ」とか「あれ」に置き換えてもいいですが、
いちいち目的語を言うと、
日本語としては変な感じがしますよね?
何とも言えない違和感を覚えませんか?
つまり、
西洋言語で必要な時に目的語を使わないと、
それを聞いたネイティブたちは、
これと似たような違和感を覚えるわけです。
しかもこの場合には、
下手すると意味が通じないことも、、、


ですから
目的語の必然性を、
今日、いまこの時から、
強く意識してくださいね♪
目的語関連の続きのコラム「代名詞が苦手な理由は、、、」はこちら♪








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The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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