これまで韓国には3回行ったことがありますが、
これまでと比べると、今回の旅行はリラックスして、楽しめたように感じました。
旅行は楽しいものですが、未知の言葉に囲まれた世界で何日間か過ごすことは、
旅行であっても窮屈さや不便さを少なからず感じずにはいられないでしょう。
韓国語の基礎となっているハングルの読み方を知っているととても便利なことがありました。
それは、携帯にハングルのキーボードを導入し、読み方を基にハングルをタイプすることができ、
辞書で言葉を調べることができたことです。
言葉を携帯の写真で取って、それを翻訳してもらえばいいんじゃない?と言われそうですが、
タイピングし辞書で調べられるという行動は、
なぜか、自分の言語に制限がない、自由になったそんな感じがしました。
この気持ちが韓国語をさらにもっと学びたいというモチベーションへもつながっていきました。
それも旅行を楽しくしてくれたものだと言えるでしょう。
当然のことながら、便利な表現は韓国語で話すことに一役買ってくれました。
韓国語で話しかける、それだけで、相手の方が笑顔になって、楽しい雰囲気で会話ができました。
どれくらい言葉を話すかはさておき、現地の言葉で話すことは、
その国に生きる人、文化・歴史を尊敬しているという意味があるように私は思います。
つたない日本語でも話しかけられると、嬉しくなったりしませんか。
それは外国の方の日本への尊敬がその言葉にあるからのようだと思います。
私も他の言語を学ぶ時、同じようにその国や地域の言語で
接することで敬意を示したいと思います。
現地の言葉で話すことがよい関係の第一歩なのかもしれません。
少ししか言葉を知らなくても、最初の一歩だけでも現地の言葉で話すと、
それで旅行が何倍も楽しくなります。
それは、ハングルが読めることといくつかの表現を知っていたからでしょう。
例えば、タクシーの運転手さんが韓国語でいろいろと話してくれた時、
ほとんどわからなかったのですが、わからないからと言って焦ったり、
無理に翻訳機を頼ろうとすることがなく、
知っている言葉だけで片言でコミュニケーションをしました。
その時のことをふりかえってみると、何であんなに落ち着いてたのだろうと思うのです。
今まで韓国語を学んで韓国旅行をしたことがありますが、
今回のようにこんなに落ち着いていることはなかったなと思います。
考えてみると、今回の韓国語の学習は量は少ないですが、
基礎中の基礎をしっかりと叩き込んだので、
それが揺るがない自信につながったのではないかと思います。
言語学習や言語活動の基本となっていると身をもって学んだ瞬間でした。
でも不思議なくらいこの学習成果に満足しています。
それは旅行が予想していたよりもはるかに楽しく、
もっと韓国を知りたいという気持ちが芽生えたことでしょう。
便利な表現だけでも、しっかりと基礎を学ぶと旅行は数倍楽しくなります。
旅行前に現地の言葉を勉強しようかなと迷う方がいらっしゃれば、
全力で勉強することをお勧めします。
そしてそれが英語や日本語であれば、
私は喜んで皆さんの学習を応援したいと思います。